アグリシーズセミナーは、将来の農業、食品産業、関連産業にイノベーションをもたらす可能性のある研究成果を選び、分かりやすく情報をお伝えするものです。最近の研究では、北海道立総合研究機構で育成された「ゆきひかり」の何らかの成分が、免疫機能に直接働きかけて炎症反応を制御し、米アレルギーのみならず、他の多くのアレルギー疾患や肥満など、生活習慣病を含めた炎症性疾患に対して有効である可能性があり、それを示唆する実験データが集まってきています。

これらの研究は、市民生活の質の向上や関連産業の活性化に貢献する可能性があるため、本セミナーで取り上げ、研究の背景や最新の研究情報について分かりやすくお伝えするものです。なお、本セミナーは農林水産省の実施する『「知」の集積による産学連携推進委託事業』の一環として実施するもので、グリーンテクノバンク新型コロナウイルス感染拡大予防ガイドラインに沿って運営されました。